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金沢工芸本Vol.3



横山一榮 蒔絵 長手小箱

横山一榮 蒔絵 長手小箱
 二代目・清瀬一光師に師事し、蒔絵の技法を学んだ横山一榮氏の作品。棗、手箱、重箱などの小品に非凡な才能を発揮する期待の作家である。この小箱もすっきりとした角となだらかな曲線が美しい。朱塗りにデザイン化した菊の絵がどことなくモダンな印象を与え、花芯に用いた螺鈿(らでん) の控えめな光もアクセントになっている。

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