第2回 加賀友禅ガラスパネル
加賀友禅仕立ての paper weight(文鎮) |
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「加賀友禅ガラスパネル」とは、ガラスに加賀友禅の技法で制作された染布を貼りつけ、その上から樹脂でコーティングをしたものです。 加賀友禅をガラスに貼りつけるといった試みは今回が初めて。ガラスに染布を貼りつけることで、布では表現することができないガラス独自の透明感や色の深みを醸し出すことができます。 実際によく見ると、友禅染め独特の張りや手書きの風合いを感じ取ることができ、加賀友禅の特徴とされている、先ぼかしや虫食いといった技法も組み込まれていました。 この作品は、加賀友禅を手軽に楽しむことができ、なおかつ加賀友禅を着物のみに執着せず、広く人々の目に触れてもらいたいという思いから制作が行われました。制作期間は約3ヶ月。3ヶ月の大半は「染め」の期間に費やされ、作家のこだわりが生み出されるのです。 現在は一般向けの販売はされていませんが、加賀友禅伝統産業会館の通りに面したガラス戸に組み込まれている為、誰でも気軽にご覧になることができます。 主な活用法としては、お皿としての利用も可能ですが、壁やドア・間仕切り・玄関などといた、建築分野での活用に期待が込められています。 加賀友禅伝統産業会館 金沢市小将町8-8 TEL:076-224-5511 |
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