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金沢漆器
金沢漆器
歴史
金沢漆器 金沢漆器は三代藩主前田利常が、江戸や京都から様々な分野の名工たちを加賀藩細工所に呼び集めた際、その中にいた蒔絵師の五十嵐道甫や清水九兵衛により技術が伝えられました。このように加賀藩によって育成された金沢漆器は、貴族文化の優美さに力強い武家文化が加わった独特の漆工芸となりました。
この技術は加賀藩細工所や町方の門人、師弟に伝授され、江戸、明治、大正、昭和を経て今日まで継承されています。
現在では、蒔絵師が大半をしめており、今後は木地師の育成に力をいれていきたいとしています。

特徴
金沢漆器は、大名好みの清楚な品位の高さと加賀蒔絵の華麗さで知られ、室内調度品や茶道具などの一品制作が特徴です。
なかでも「加賀蒔絵」と称される装飾技法は、華やかな美を創造し、金沢漆器を代表する技法です。

雅 加賀蒔絵
 
お手入れ一口メモ

新しい漆器は、外箱より出し、風通しのよい所で陰干しをして下さい。

食器の使用後は長く湯水につけておかず、ぬるま湯で洗い、水を切って柔らかい乾いた綿布でふいて下さい。

片付ける際や積み重ねる時は、柔らかい紙を間に入れて正確に重ね、箱に入れて日の当たらない涼しい所に保存して下さい。