ブックタイトルステキ Vol.17
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ステキ Vol.17
日本には職人の手仕事で生み出されるさまざまな伝統工芸品がありますが、その中でも金沢は、伝統工芸が盛んな地。その発祥は、加賀藩政期にあり、今も人々の暮らしの中に息づいています。 日本各地の伝統工芸の多くは、産地として発展し、技術を継承する中、金沢の伝統工芸の発祥は、百万石の石高を築いた加賀藩の歴史が大きく関与しています。 1583(天正11)年、加賀藩祖・前田利家が金沢城に入城。以降、歴代藩主は文化を奨励し、京都や江戸から優れた工芸家を招きました。また、藩主は自ら能楽や茶の湯を嗜たしなみ、それが武士や庶民にも広まり、その際に使われる衣装や茶器、小物などの伝統工芸品や調度品、美術品などが盛んに作られました。 そのような前田家の手厚い文化政策のもとで、金沢には数々の工芸技術が集まり、発展し、今日までの礎を築いてきました。 北陸新幹線開業を機に、金沢の魅力が周知され、関東をはじめ、日本全国、海外から訪れる観光客が後を絶ちません。そんな賑わいの中、加賀藩ゆかりの技を受け継ぐ伝統工芸は、金沢の〝宝?として脚光を集めています。加賀百万石が育んだ金沢の伝統工芸金沢で出会える伝統工芸の魅力