ブックタイトルステキ Vol.17
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ステキ Vol.17
s u t e k i 20金沢の希少伝統工芸の粋。伝統をモダンな感性でつなぐショップ&ギャラリー。十一代大樋長左衛門(おおひちょうざえもん)作 掛分器大樋焼金沢の茶道を支えてきた大樋焼。大きな特色である飴色の釉ゆう薬やくには雪国にふさわしい素朴で温かい味があります。現在では茶碗、水指、花入のほか食器なども作られています。桐工芸良質の桐材と、ろくろ木地師の技、華麗な加賀蒔絵の伝統が育んだ金沢桐工芸。耐湿、耐火性に優れる桐の特性を生かして桐火鉢や花器、灰皿、菓子器などが生産されています。加賀象ぞう嵌がん鐙あぶみや鍔つばといった武具の装飾技術から発達し、実用性とデザインの美しさに定評がある加賀象嵌。現代では香合や花器、アクセサリーなどにその技法が生かされています。箏こと藩政期、武家の女性の教養の一つだった箏。金沢の箏の特徴は蒔絵や螺ら鈿でんをふんだんに使った雅なものが多く、楽器の域を超えて芸術品や装飾品といった趣を備えています。金沢表具百万石文化を反映し重厚で渋い仕上がりの金沢表具。文化財の修復に携わるなど高度な技術を誇っています。加賀竿さお加賀藩では藩士に釣りを奨励したことから竿師によって作られるようになった加賀竿。本物を求める釣人の強い支持を得ており、また美術工芸品として定評があります。加賀手まり加賀藩3代藩主・前田利常に輿入れした珠姫が持参した手まりがルーツという加賀手まり。金沢には嫁入り道具として持たせる風習があるほか、土産品としても人気です。二俣和紙藩政期以来、高級な公用紙から一般的な和紙まで石川県の和紙づくりを牽引してきた二俣和紙。現代では美術工芸品としても使われ、防水性など新たな工夫が加えられています。郷土玩具城下町金沢の郷土玩具には「加賀人形」「加賀八幡起上り」「米喰いねずみ」「もちつき兎」などがあり、縁起品や誕生祝い、病気見舞いの贈り物などに使われています。三弦「三味線」と呼ばれる三弦は邦楽や民謡などに欠かせない楽器として芸能の盛んな金沢で親しまれています。加賀提灯骨が一本一本独立して堅牢な造りが特徴的な加賀提灯。現在でも祭礼用や装飾用として製作されています。金沢では、加賀藩の頃からの工芸技法が守られ、その繊細な手仕事が今も受け継がれています。現代の暮らしに合わせた数々の伝統工芸品もあります。前田真知子(まえだ まちこ)作象嵌タイ止め桐結界 金沢金銀うさぎ十二菊加賀八幡起上り金沢を代表する希少伝統工芸品の数々を一度に楽しめるクラフトショップです。カワイイものから実用的な工芸品まで、数多くのアイテムの中から、自分用に、プレゼントやおみやげ用に、選ぶ楽しみが膨らみます。1F 外観1F Shop 2F gallery希少伝統 工芸23P B-3