ブックタイトルステキ Vol.16

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ステキ Vol.16

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ステキ Vol.16

設しつらえて、使うことで再認識する、金沢伝統工芸の奥深さと美しさ「伝統工芸品を食卓だけに使うのはもったいない。今度はインテリアとしても使ってみようよ」と提案すると、妻は「我が家には洋室も多いのよ。普段の暮らしに合うのかしら」と疑問を口にした。そこで「百聞は一見にしかず」とショップを見て回ると、伝統の中に新しい風が吹いている工芸品が多いことに気付く。たとえば竹工芸では古くから受け継がれてきた伝統的な技術に、現代の生活にも溶け込むモダンなデザインを取り入れた美しく繊細な製品が数多く制作されている。桐工芸も蒔絵が施された伝統的なものから、遊び心に富んだ現代的なものまで幅広い。「茶室で使うもの」というイメージが強かった金沢表具の技術を生かして作られる風ふろさき炉先屏風や掛軸なども、工夫して現代の生活に取り入れることで、その良さを再認識することができる。普段使いで金沢の魅力を再発見から手間ひまかけて仕上げられたる夏火鉢」/岩本清商店俵屋宗達の「風神雷神図」を金沢箔の色合いと独自の技法で表現した屏風。現代生活に合うサイズで設えた「本金箔四曲小屏風 風神雷神図」(箔一)金沢表具の技術が生きた風炉先屏風「日・月」/永嶋 明高度な技術で編み上げられた「町ゆき竹籠バッグ」/榎本千冬(金沢・クラフト広坂)s u t e k i 14