ブックタイトルステキ Vol.16
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ステキ Vol.16
生後100日なんて、まだ育児に慣れずてんやわんやの時期だけど、このころになると赤ちゃんの表情も豊かになり、笑顔が増えます。これからママは、あなたのために毎日、おいしいご飯を作るからね。お宮参り、お食い初め、初節句を祝い、健やかな成長を願うお宮参りは出産を終えたママにとっても久しぶりの晴れ舞台。いまでは洋装が中心だけど、私は嫁入りの際、両親が持たせてくれた加賀友禅の訪問着に初めて袖を通すことにしました。誕生から100日目に行われる「お食い初め」は「生涯食べ物に不自由しないように」との願いを込めて、赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似事をする儀式です。その祝い膳は金沢九谷や漆器のお膳とお椀に盛りつけるのが習わしで、実家の両親はお食い初めに合わせてお膳やお椀、お箸を新調しようと話しています。誕生して初めて迎える初節句には雛人形や武者人形を飾って祝います。金沢では母方の実家から雛人形を贈る風習が残っていて、「孫娘のために雛人形も贈らなきゃね」と実家の両親は、雛人形選びにも余念があ金沢九谷や金沢漆器で新調お食い初めお姫様の嫁入り道具加賀手まり加賀藩前田家が所蔵し金沢城内においては、桃の節句に雛人形たちと共に飾られていたといわれる「梨なしじ子地梅鉢紋唐草蒔絵雛道具(三棚)」を再現。木地、塗り、蒔絵、金具、飾紐をすべて金沢の職人が手掛けた逸品(能作)おめでたい図柄の赤い金きんらんで襴手に鳳ほうおう凰 文が描かれた九谷焼「夢を叶える小槌の箱」は、へその緒入れに(九谷焼諸江屋)s u t e k i 10