ブックタイトルステキ Vol.15
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ステキ Vol.15
沢漆器と和菓子は良きパートナーですが、近年の洋菓子には抹茶やきなこなど和のテイストを取り入れたものも多く、洋菓子を盛っても美しく映え、新たな魅力を発揮します。煮物椀や小鉢など、その名称にとらわれる必要もありません。海外の人々が加賀蒔絵の棗なつめを指輪入れとして使うように、たとえば蕎麦猪口をヨーグルトボールに、楕円ボウルをカレー皿に繊細な加賀蒔絵が特徴的な金沢漆器は美術品として発展を遂げた漆工芸だけに、普段使いするには贅沢だと、気軽に使えないという人も多いでしょう。しかし、金沢漆器ほど普段使いに適した器はありません。丈夫で軽く、丁寧に扱えば何代にもわたって使うことができ、独特のつやと質感は使い込むほどに手になじみ、味わいを増していきます。シンプルなその形は盛るものを選びません。茶の湯と密接な関係のある金色紙型銘々皿(石田漆器店)一つひとつ丁寧に作られた、銘々皿の上の上品なお菓子たち。選ぶのが楽しくなる。ヘギ目 溜 四方盆 菊華紋(和幸)存在感ある漆器に、かわいいマカロンをのせて。盆付小重 久寿玉蒔絵(和幸)大切な来客の時に、高級感あふれる漆器と季節感あるタルトでちょっと贅沢なおもてなし。s u t e k i 8