ブックタイトルステキ Vol.15
- ページ
- 6/28
このページは ステキ Vol.15 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ステキ Vol.15 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ステキ Vol.15
家庭で使う器は数や形に限りがあるものの、用途の広いシンプルな金沢九谷をいくつか持つと和洋中どんな料理にも対応することができます。例えばメインの料理を盛りつけるなら、直径約18センチの6寸皿が最適です。どんな料理にも幅広くマッチしてくれるでしょう。直径約24センチの8寸鉢ならパーティの時、氷を入れてワインクーラーにしたり、冷酒の小瓶を冷やしたりするなど一器多用の使い方ができます。さらに、金沢九谷の同じ大きさのもので、形や色を変えて揃えておくと食卓の話題も弾むでしょう。さまざまな場面、用途に使える金沢九谷は日々の暮らしを美しく彩るだけではなく、贅沢な気持ちにさせてくれます。普段使いの食器から人間国宝の作品まで幅広く扱う「九谷焼諸江屋」。社長の諸江洋さんは「器は手に持った瞬間、見た目よりも軽く感じるものが使いやすいですよ。春なら桜、秋なら紅葉と、季節を感じさせる金沢九谷を一つ置くだけでも、食卓を華やかに引き立ててくれます」と教えてくれました。九谷五彩に金を加えた多彩な色使いの精巧な上絵が特徴的な金沢九谷は普段、食器棚の奥や箱の中にしまっておいて、大切な来客がある時に取り出して使うという方が多いのではないでしょうか。しかし、今日の金沢九谷は絢爛豪華な色絵を施した装飾的な作品から、洋風のダイニングに合わせた食器など普段使いできる器までバリエーション豊かに揃っています。家族の祝い事や、お客様を招いてのおもてなしなど特別な席を飾るだけではなく、普段使いの食器にさりげなく金沢九谷を一器混ぜるだけでも「いつもの食卓」が華やかなものになり、料理の味わいがひと味もふた味も違ってくるはずです。器:長谷川健一・玉ねぎの煮込みとカニスープスープを透明にして器の生地の色を見せる。器と料理が一体化している。・かぼちゃとシイタケのムース白い器にカボチャの黄色が鮮やか。絵柄の黄色も生きている。・サンマのカルパッチョ器の柄を配慮し、余白を生かした盛りつけが鮮やか。器選びも楽しみのひとつs u t e k i 6