ブックタイトルステキ Vol.15

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ステキ Vol.15

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ステキ Vol.15

金沢の誇る文化は美術工芸を抜きにして語ることはできません。その「美術工芸王国」の礎を築いたのが加賀藩の「御細工所」です。「御細工所」は当初、手先の器用な武茶の湯を奨励、5代藩主・前田綱紀の時代には職人や町人までもがお茶の作法を身につけるほど幅広い層に広がりました。金沢には、5代綱紀の時に千宗室に伴って当地に来た名工・長左衛門が始めた大樋焼など、茶の湯を通して育まれた美術工芸品が、いまも息づいています。士が具足や武器の管理、修理にあたっていましたが、やがて藩主のさまざまな道具や幕府、各藩へ贈る美術品などの制作を行うようになり、金沢の職人の多くがここから育成されていきます。その一方、千利休や織田有楽斎から茶道を学んだ加賀藩初代藩主・前田利家はじめ歴代藩主は武家の嗜みとしてs u t e k i 16