啓発情報誌 ス・テ・キ
金沢×ダイニング

Kanazawa Traditional Arts & Crafts with Exquisite Dining

器でキメる華やぎの食卓
和洋中にエスニックと各国料理が並ぶ現代の食卓では、どんな料理にでも合う器が安心。
でもときには、あっ、いいなと思った器から食卓を思い描いてみる。
料理は?クロスは?お花は?ほら、ワクワクしてきませんか。
上絵付けの美しい九谷焼の器から発想した、華やかなテーブルコーディネイトの提案です。


歴代画4号角皿揃 各自の席には古九谷写しの銘々皿と金襴手の高盃を揃えました。銘々皿は九谷五彩(紫・緑・黄・紺青・赤)が鮮やかで絵画のような趣。ゲストにはまず、その色絵の美しさを味わってもらいましょう。春夏秋冬の特徴ある図柄なら、時節ごとに使い分けて季節感を演出。和の器ならではのおもてなしです。
 銘々皿も高盃も金彩がポイント。そこで、サイドプレートやお箸も総金箔でまとめました。金箔はふっくらと温かみのある金色です。この輝きをうけとめてくれるのは、ランチョンマット代わりの袱紗。ちりめんの柔らかい風合いとにごりのない赤がしっくり金色を包み、上品な華やかさをプラスしてくれます。
 お料理はカジュアルなフレンチで。全面が多彩な色絵の器に料理を盛るときは、色絵の一色とお料理の色をそろえるのがコツ。赤がポイントのお皿にはローストビーフを載せて。お肉の新鮮な淡褐色が映えて美味しそう。グリーンのハーブも忘れずに。黄色と緑のラインが印象的な葡萄柄の皿にはこんがり黄金色に焼き上がったパイ包み。葡萄柄に合わせてベリーソースを添えます。器の柄とちょっと遊んでみるもの楽しい。草木が描かれた角皿に野菜スティックを松葉のようにあしらえば、ゲストからの賛辞は確実。

ダイニング 食卓


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